ゴミ箱を空にした後のデータ復元方法|Windows・Mac・iPhone・Android

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この記事は下書きです。内容の確認が済んでいない状態のため、検索結果には表示されません。

ゴミ箱を空にしてしまったのか、それともまだ空にしていないのか。まずそこで打つ手が分かれます。まだ空にしていないなら、ファイルはゴミ箱の中に残っていて数クリックで戻せます。空にした後・Shift 削除の後でも、まだ打てる手はあります。このページは「ゴミ箱に入れて消した・削除操作で消えた」データが対象です。機器を落とした・水没させた、SD カードやスマホ本体そのものが読めない、といった場合は事情が変わるので、下の関連ページを見てください。

先に結論

  • まだ何もインストールしないでください。消えたのと同じドライブに復元ソフトを入れると、戻したいデータが上書きされます(くわしく
  • まだゴミ箱を空にしていないなら、中のファイルを「元に戻す」だけです。空にした後は、Windows なら「ファイル履歴」、Mac なら Time Machine のようなバックアップ機能から試します(手順へ
  • スマホは、写真やファイルのアプリ内にある「最近削除した項目」をまず開きます(iPhone / Android
  • 標準機能で戻らなければ復元ソフト、機器から異音がするなら業者、の順で切り分けます(ソフト / 業者

削除直後にやってはいけないこと

消えたのと同じドライブ(多くは C ドライブ)に、復元ソフトをダウンロード・インストールしないでください。これが、取り戻せたはずのデータを自分でつぶす一番多い失敗です。

「ゴミ箱 復元 ソフト」で検索して見つけたソフトを、あわてて C ドライブに入れてしまう。HDD や外付けドライブ、USB メモリ、SD カードでは、削除してもデータ本体はすぐには消えず、ディスクに残ったまま「空き」として上書きしてよい印が付くだけです。同じドライブに新しいものを書き込むと、その「空き」に新データが載り、戻したかったファイルがつぶれます。ソフトのインストール自体が、その書き込みになります。

削除したデータが上書きされる仕組み(HDDなどの場合) HDD・外付けHDD・USBメモリ・SDカードでは、削除直後はデータがディスクに残り「空き扱い」になっているだけだが、同じドライブに保存・インストールをすると、その跡が新しいデータで上書きされて戻せなくなることを示した概念図。SSDやスマホ内部ストレージはこの限りではない。 削除した直後のディスク 使用中 削除ファイルの跡 まだ復元できる 使用中 同じドライブに保存・インストールすると 書き込んだ後のディスク 使用中 新しいデータ 元の跡は上書きされた 使用中
HDD などでは、削除で消えるのは在りかを示す印だけで、データはしばらくディスクに残る。同じドライブに保存やインストールをすると、その跡が新しいデータで上書きされて戻せなくなる。

ただし、この「しばらく残る」はストレージの種類で事情が変わります。SSD には空き領域を自動で整理する仕組み(TRIM)があり、時間がたつほど実データそのものが消えていきます。スマホの内部ストレージは暗号化されているため、そもそもパソコンの HDD と同じ感覚では読み出せません。「同じドライブに書き込まない」はどの機器でも共通ですが、「あとでゆっくりやろう」が通用するのは HDD 系だけです。いまお使いのパソコンが SSD なら、なおさら先にバックアップ系の手順(ファイル履歴・Time Machine)を確認してください。バックアップは別の場所に保存されているので、この上書きの影響を受けません。

状況別の早見表

自分の状況の行だけ読めば、次の一手が決まります。

状況先に試すこと復元ソフト
Windows・まだゴミ箱にあるゴミ箱から「元に戻す」不要
Windows・空にした(HDD)ファイル履歴・以前のバージョン戻らなければ検討
Windows・空にした(SSD)書き込みを止めてファイル履歴を確認時間がたつほど難しい
Mac・まだゴミ箱にあるゴミ箱から「戻す」不要
Mac・空にしたTime Machine・iCloud の「最近削除した項目」戻らなければ検討
iPhone の写真・メモ各アプリの「最近削除した項目」(30日)本体には使えない
Android の写真Google フォトのゴミ箱(30日または60日)本体には難しい。SD カードなら検討
機器からカチカチ音がする電源を切る使わない(業者へ

ソフトを使わず無料で戻す

道具を買う前に、OS が最初から持っている「戻す」機能で片づくことがよくあります。お使いの機器を選んで上から順に試してください。

移動: WindowsMaciPhoneAndroid

Windows 11・10

  1. 直後なら Ctrl + Z。 削除した直後、まだ他の操作をしていなければ、デスクトップやフォルダー上で Ctrl + Z を押すと「削除の取り消し」が働きます。ゴミ箱を空にする前の、いちばん簡単な巻き戻しです。
  2. ゴミ箱の中を確認する。 Shift 削除ではなく普通に消したなら、ゴミ箱にまだ残っています。目的のファイルを右クリックして「元に戻す」を選ぶと、元あった場所へ戻ります。
  3. 「以前のバージョン」から取り出す。 ファイルが入っていたフォルダーを右クリック →「プロパティ」→「以前のバージョン」タブを開きます。ファイル履歴などで過去の版が保存されていれば、その時点のフォルダーごと取り出せます。フォルダーごと消えた場合は、一つ上の階層のフォルダーで同じ操作をします。
  4. ファイル履歴から戻す。 「ファイル履歴」を有効にしていたなら、コントロールパネルの「ファイル履歴」→「個人用ファイルの復元」から、消える前の版を選んで戻せます。設定していなかった場合はこの手順は飛ばして構いません。
  5. Windows File Recovery を試す(消えたのが C ドライブ以外の場合)。 Microsoft が無料で配布している復元ツールです。ただし画面のないコマンド操作のツールで、復元先を別のドライブにする決まりがあります。C ドライブから消えた場合は、ツールの導入自体が C ドライブへの書き込みになるため、外付けドライブや D ドライブから消えたときの選択肢と考えてください。

なお Windows 10 は 2025 年 10 月にサポートが終了しています。上の手順自体は Windows 10 でも同じです。

ここまでで見つからないファイルは、標準機能では届かない場所に残っています。次は無料の復元ソフトを試す段階です。

Mac

まだゴミ箱を空にしていないかどうかで、使う手順が分かれます。

まだ空にしていないなら、ゴミ箱から出すだけです。

  1. ゴミ箱から「戻す」。 Dock のゴミ箱を開き、目的のファイルを右クリック(control を押しながらクリック)して「戻す」を選ぶと、元の場所に返ります。
  2. 直後なら command + Z。 削除した直後で他の操作をしていなければ、Finder で command + Z の「取り消し」も効きます。

すでに空にした後なら、「戻す」の対象はもう残っていません。バックアップ側の 2 つを確認します。

  1. Time Machine を開く。 外付けドライブに Time Machine のバックアップを取っていたなら、消えたファイルがあったフォルダーを Finder で開いた状態で Time Machine に入り、時間をさかのぼって選び、「復元」を押します。
  2. iCloud の「最近削除した項目」を見る。 iCloud Drive に置いていたファイルなら、iCloud.com にサインインすると「最近削除した項目」に 30 日ほど残っています。Mac のゴミ箱を空にしていても、こちらには残っていることがあります。

どちらも使っていなかった場合、Mac 標準の巻き戻しはここまでです。ソフトでの復元に進みます。

iPhone(スマホ)

写真やメモは、アプリ内に「ゴミ箱」にあたる置き場があります。まずそこを見てください。

  • 写真アプリの「最近削除した項目」に、消した写真・動画が 30 日残ります。アルバムの一覧から開くか、見つからなければアプリ内の検索で「最近削除」と入力してください。選んで「復元」します。
  • メモアプリとファイルアプリにも「最近削除した項目」があり、こちらも一定期間は残っています。

ここで一つ、iCloud の仕組みで誤解しやすい点があります。iCloud 写真を使っている場合、写真は「バックアップ」ではなく「同期」です。iPhone で削除すると iCloud 側や他の端末からも消えます。その代わり「最近削除した項目」は iCloud 側にも共通で、30 日はどの端末からでも戻せます。

iCloud 写真を使っていなかった場合は、削除より前に作った iCloud バックアップやパソコンのバックアップに、その写真が含まれている可能性があります。ただしバックアップからの復元は端末をその時点の状態へ丸ごと巻き戻す操作なので、いま端末にあるデータが消えないよう、実行前に一度手を止めて現状のバックアップを別に作ってください。

Android(スマホ)

まず各アプリのゴミ箱を確認します。残る期間が場所によって違います。

置き場所残る期間
Google フォトのゴミ箱(バックアップ済みの写真)60日
Google フォトのゴミ箱(バックアップしていない写真)30日
Files by Google のゴミ箱30日
  • Google フォトは「ライブラリ」→「ゴミ箱」。期限内なら選んで「復元」するだけです。期限を過ぎて完全に削除されたものは、Google フォトからは戻せません。
  • 機種によっては、ギャラリーアプリや端末の設定側にもゴミ箱があります。見当たらないときはそちらも確認してください。

どのゴミ箱にもなかった場合、Android 本体の内部ストレージは暗号化されているため、パソコンの HDD のように復元ソフトで直接さがす方法は、機種や削除の状態によって非常に難しいのが実情です。ここに過度な期待をかけるより、各クラウドのゴミ箱と、過去のバックアップの確認に時間を使うほうが戻る見込みは高くなります。一方、SD カードに保存していたファイルなら話は別で、カードをパソコンにつないで復元ソフトを検討できます。

それでも見つからないとき(復元ソフト)

標準機能で戻らなかったファイルは、ディスクに残った跡を読み出す専用のソフトで拾えることがあります。対象になるのはパソコンのドライブ・外付け HDD・USB メモリ・SD カードで、無料で試せるものもあるので、いきなり買う必要はありません。復元ソフトの選び方は、このページの末尾の案内からたどってください。

一つだけ念を押します。ソフトは、データが消えたドライブとは別の場所に入れてください。先に書いたとおり、同じドライブへの書き込みが復元の妨げになります。可能なら別のパソコンでソフトを用意し、消えたドライブは外付けとしてつなぐ形が確実です。

機器の様子がおかしいとき(業者の出番)

ドライブから カチカチ、カリカリ という音がする、あるいは挿しても認識しない。こうした症状が一つでもあるなら、ソフトでの復元はいったん止めてください。記録している部品そのものが傷んでいるサイン(物理障害)で、通電や読み出しを続けると傷が広がります。

  • ドライブから カチカチ、カリカリ という音や、ジーッという音が聞こえる
  • 外付けドライブや USB メモリを挿しても、パソコンがそもそも認識しない、または認識が消えたり戻ったりする
  • 焦げたようなにおいがする、本体がひどく熱い
  • アクセスしようとすると、そのたびにパソコンが固まる

この状態でいちばん損失が小さいのは、電源を切って専門の業者に相談することです。出すべきかどうかの見分け方は、末尾の案内にまとめました。

二度と失わないための備え

戻せたら、あるいは戻せなくても、同じことを繰り返さない仕組みを一つだけ作っておくと、次からはこのページを開かずに済みます。大事なのは「消えても、もう一つある」状態にしておくことです。

一つは、クラウドのバックアップや同期を有効にしておくこと。削除がクラウド側のゴミ箱にも残るので、戻せる猶予がぐっと延びます。写真なら、さきほど出てきた Google フォトや iCloud がそのまま保険になります。

もう一つは、外付けドライブや大容量の USB メモリ、SD カードに、ときどき手でコピーを取ること。クラウドに預けたくない大きなデータや、通信が細い環境ではこちらが向いています。手元に物として残るぶん、同期ごと消してしまう事故にも強いです。

よくある質問

ゴミ箱を空にした後でも復元できますか?

条件しだいです。HDD・外付けドライブ・USB メモリ・SD カードなら、上書きされる前であれば戻せる見込みがあります。SSD は時間がたつほど実データが消えていくため、ファイル履歴や Time Machine のようなバックアップ系の手段が本命になります。どの場合も、気づいてから動くのが早いほど有利です。

削除したファイルはどこへ行くのですか?

HDD などでは、削除はファイルのあった場所に「空き」の印を付け替える操作で、中身はしばらくディスクに残っています。次に何かが書き込まれたとき、初めて戻せなくなります。SSD とスマホの内部ストレージはこの限りではなく、削除後に自動で実データが整理されていきます。

無料をうたう復元ソフトは大丈夫ですか?

玉石混交です。復元できるファイル数に上限を設けて有料版へ誘導するもの、日本語に対応していないもの、広告の同梱が目的のものもあります。逆に、素性がはっきりした無料ソフトもあります。何を基準に見分けるかは、末尾の案内でまとめています。


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